◇ネックレスの長さ
洋服の印象とネックレスチェーンの長さやデザインの違いによって印象が大きく変わります。ペンダントトップを使わずともきれいなデコルテラインを強調させることもできるので、実践してみましょう。
ネックレスの長さに着目しましょう。ネックレスチェーンの長さは一般的に3つの長さがありそれぞれに役割があります。
【35cm:チョーカータイプ】首周りをぐるりと一周できるほどの長さです。余裕が少ないので苦しく感じる人もいるかもしれません。しかし、洋服などの開きに左右されず誰にでも似合うネックレスチェーンの長さです。シンプルなので、普段のおしゃれやオフィシャルな場面でも失礼に当たることはありません。
【40cm~45cm:プリンセスタイプ】デコルテライン(鎖骨の骨が浮き出ている部分)の中央にペンダントトップが程よく収まる長さです。洗練された首のラインの演出ができるだけではなく、上品なバランスでペンダントと首周りを見せられます。ワンピースや首周りが大きくあいた洋服などに合わせるときれいです。
【50~60cm:マチネタイプ】ネックレスチェーンの長さが一番長いタイプです。フランス語の「matinee(朝、午前中)」が語源で、日常的に使えるものといった受け取り方ができます。長さ的には、ペンダントトップが胸元に届くくらいのものになります。ネックレスのラインが縦に長くなるので、パンツスタイツにも似合います。ネックレスの存在感をアピールできる長さなので、ネックレスチェーンが太めのものや、大きなペンダントトップがついたものがおすすめです。
◇自分に似合う長さにするには?
ネックレスチェーンは長さによって印象が変わりますが、なかには「好みのネックレスが似合わない」という人も見られます。
例えば、小柄な人にマチネタイプはバランスが悪く見えますし、首が太目の場合や、ベース型の顔の人がチョーカータイプをつけると首輪のように見えてしまいます。それぞれの体系や顔の形に似合うベストな長さがあるので、自分に似合うネックレスチェーンを見つけていきましょう。
チョーカータイプの長さでは若干バランスが取れないという場合もあるでしょう。5cm程度であれば、別売りのアジャスターなどを使うとよいでしょう。アジャスターはチェーンと引き輪がついているもので、ネックレスチェーンの引き輪とアジャスターのチェーンをつなげて使います。アジャスターの引き輪はネックレスのダルマカンとつなげるだけです。立ったこれだけで首周りに余裕ができます。もう少しお直しをしたいという場合もありますが、ジュエリーショップではネックレスチェーンの長さ出しは難しい場合があります。さほど高額なものではないので、長さ別にいくつか買い揃えておくとコーディネイトに役立てられるでしょう。
◇ボールチェーンのメリット
ネックレスチェーンの中には、ボールが連なったようなボールチェーンタイプのものがあります。鎖のデザインとは異なりボールの大きさで雰囲気を変えられるメリットがあります。シルバー925で作られたものなら輝きや重厚感を印象付けられるので日常的にネックレスをおしゃれの一部に使っている場合は準備をしておくのもいいですね。
ボールチェーンタイプのネックレスのメリットは1本だけで圧倒的な存在感が出せるということです。喜平チェーンに代表されるようなデザイン性が重視されたものもありますが、ボールチェーンは小さなボールが連なっているだけのデザインです。シンプルな存在感を醸し出せるので、さりげないおしゃれをすることができます。
◇男女共用で使える!
もう一つのメリットは、ユニセックスで使えることです。男性にも女性にもしっくりなじむデザインなので、兼用で使えるところが喜ばれています。ペンダントトップなしでシンプルに使えますし、ペンダントトップをつけて存在感を増すこともできます。ペンダントトップをつける場合は、小ぶりのものよりも大きめのものや指輪などをつけるとおしゃれさがアップします。
◇シアーズなら選べるサイズが豊富!
シアーズで取り扱っているボールチェーンは、男性でも女性でもベストバランスで着用してもらえる40cmから60cmまで5cm間隔で準備しています。女性も男性も初めの1本に45cm~50cmあたりを準備しておくとよいでしょう。また、ボールの幅も異なる3種類を準備しています。1粒の幅を1.2mm、1.5mm、2.5mmの3種類です。ボールの大きさをわずかに変えるだけで華奢な印象から1本だけで重厚感をプラスできるというようにそれぞれの印象が変わります。男性向けなら2.5mmの大ぶりもの、女性が華奢なイメージでつけたいという場合は1.2mmで選ぶとよいでしょう。
シルバー925は重たさもあまりなく、60cm×2.5mm幅のボールチェーンネックレスでも肩や首に負担をかけることなく使い続けることができます。シルバーは温泉などでは禁忌の金属ですが、日常的に使う分にはお手入れも簡単です。輝きも保てるのでおしゃれのお供に1本準備されてはいかがでしょうか。